こんにちは、MOUE COFFEEです。
お茶を選ぶとき、
茶葉の産地や品種は気にされる方が多いと思います。
では——ティーバッグの「袋」そのものの素材を、気にしたことはありますか?
実はここ数年、「ティーバッグの素材」を
検索される方がじわじわ増えています。
きっかけは、マイクロプラスチックという言葉です。
この記事では、
- ティーバッグの素材にはどんな種類があるのか
- マイクロプラスチックについて、分かっていること・分かっていないこと
- MOUE COFFEEが取り扱う桜野園さんのティーバッグ「ソイロン」とは何なのか
を、できるだけ落ち着いたトーンで整理してみます。
不安をあおる話ではありません。
知ったうえで、自分で選べるようになるための記事です。

ティーバッグの素材は、大きく3種類
まず、身のまわりのティーバッグを分類してみます。
1. 紙(ろ紙・不織布)
昔ながらの、平たい四角い袋。パルプを原料にしたろ紙が使われます。
- よいところ:低コストで、広く使われている安心感
- 気になるところ:目が詰まっているぶん、茶葉が広がりにくい。紙の風味を感じるという方も
2. 樹脂のメッシュ(ナイロン・PETなど)
近年よく見る、三角形(テトラ型)の透明なメッシュの多くがこのタイプです。石油由来の樹脂を細い糸状にして編んだものです。
- よいところ:透明で中身が見える。網目が粗く、茶葉がしっかり広がる。見た目が上質
- 気になるところ:高温で抽出したときの微細な粒子について、後述する議論があります
3. 植物由来のメッシュ(ソイロンなど)
見た目は2とよく似た三角メッシュですが、原料が違います。トウモロコシなどのでんぷんを原料にした植物由来の素材から作られています。
- よいところ:石油由来の樹脂を使わない選択ができる。メッシュなので茶葉も広がる
- 気になるところ:素材そのもののコストが高め。採用している商品はまだ多くありません
なぜ「三角メッシュ」が増えたのか
平たい紙のティーバッグは、袋の中で茶葉が固まったままになりがちです。それに対して立体的に広がる三角の袋は、茶葉が湯の中で泳ぎ、葉が開いて香りと旨みが出やすいという利点があります。
見た目の高級感もあって、リーフティーに近い味を手軽に、というニーズに応えてきたのが三角メッシュです。素材そのものが悪いわけではなく、いい仕事をしてきた形状なのです。
マイクロプラスチックの話。分かっていること・分かっていないこと
ここが、この記事の本題です。
きっかけになった研究報告
2019年、樹脂製のティーバッグを高温の湯に浸したところ、
微細な粒子が湯の中に放出されたという研究報告が海外で発表され、
大きく報道されました。その後も各国で研究が続いています。
この報告をきっかけに、「ティーバッグの素材って何だろう」と考える方が増えました。
では、健康に悪いのか?——そこは、まだ結論が出ていません
大事なところなので、はっきり書きます。
微細なプラスチック粒子を口にすることが、人の健康にどう影響するのかは、現時点で分かっていません。
「危険だ」と断定する根拠も、
「まったく問題ない」と言い切る根拠も、まだそろっていない——
というのが正直なところです。研究が進んでいる最中の分野です。
つまり、今の状況はこうです
- 樹脂製ティーバッグから微細な粒子が出る可能性については、報告があり、懸念が指摘されている
- ただし、健康への影響は分かっていない
- そのうえで、「気にされる方もいる」
私たちは、これ以上でも以下でもないと考えています。
すでにお使いのティーバッグを、心配して捨てる必要はありません。
ただ、これから選ぶときに素材という選択肢がある、ということを知っておくのは悪くないと思うのです。

「ソイロン」とは、どんな素材?
MOUE COFFEEの緑茶ティーバッグには、ソイロンという素材を使っています。
トウモロコシなどのでんぷんを原料にした、植物由来の素材です。見た目や手ざわりは三角メッシュのティーバッグとよく似ていますが、原料が石油ではなく植物、という点が大きく違います。
味の面でも、ちゃんと理由があります
素材の話だけで選んでいるわけではありません。ソイロンのメッシュは、
- 網目が細かく、やわらかいので、茶葉がのびのびと開く
- 立体的に広がるので、湯や水の中で茶葉が泳ぐ
- 紙のような風味が乗りにくい
つまり、お茶をおいしく出すための素材でもあるのです。安心のためだけに味を我慢する、という選び方にはなっていません。
自分が使っているティーバッグの素材を知る方法
「うちのお茶は、どの素材だろう?」と思ったときの調べ方です。
1. パッケージの表示を見る
いちばん確実です。「ナイロン」「ポリエステル」「PET」「植物由来」「生分解性」といった記載があれば、そこで判断できます。
2. 形と見た目で当たりをつける
- 平たい四角+不透明 … 紙(ろ紙)の可能性が高い
- 三角の透明メッシュ … 樹脂または植物由来のどちらか。見た目では区別がつきません
- ひもとタグの付き方 … 素材とは関係がありません
三角メッシュは見ただけでは判別できないので、表示で確認するのが基本です。
3. 書かれていなければ、メーカーに聞くのがいちばん早い
意外と丁寧に答えてくれます。答えられないメーカーはあまりないので、気になったら問い合わせてみてください。
気になる方のための、淹れ方の工夫
素材を変えなくても、できることがあります。
高温を使わない「水出し」という選び方
議論の中心になっているのは、高温で抽出したときの話です。裏を返せば、水出しなら高温にさらされません。
しかも水出しには、味の面でもいいことがあります。
- 渋みの元になる成分が出にくく、まろやかで甘みのある味になる
- 火もお湯も使わないので、暑い季節でも台所が楽
- 前の晩に仕込んでおけば、朝には出来上がっています
長時間の煮出しは控える
やかんでぐらぐら煮出す使い方は、袋の素材にとっては負担の大きい淹れ方です。素材を問わず、表示された淹れ方を守るのがいちばんです。
MOUE COFFEEの緑茶ティーバッグ
最後に、私たちのお茶を少しだけ紹介させてください。
- 茶葉は熊本・桜野園さんの無農薬のお茶。作り手の顔が見えるお茶です
- ティーバッグの素材はソイロン(トウモロコシなどのでんぷんを原料にした植物由来の素材)
- 水出しでもホットでも楽しめます。夏は冷たく、冬は温かく、一年中お使いいただけます
- お写真・お名前・メッセージを入れられます。選べるスタンプもご用意しています
コーヒー屋がお茶を扱っているのは、「コーヒーが苦手な人にも、同じようにおいしい時間を」と思っているからです。ご家族の中でコーヒー派とお茶派が分かれているお宅にも、セットでお選びいただいています。
よくあるご質問
Q. ソイロンのティーバッグは、熱いお湯で使っても大丈夫ですか?
A. はい、ホットでお使いいただけます。水出しでもホットでも、どちらでもお楽しみいただける商品です。長時間の煮出しは避けて、表示どおりの淹れ方をおすすめします。
Q. 使い終わったティーバッグは、どう捨てればいいですか?
A. お住まいの自治体のごみ区分に従ってください。植物由来の素材ですが、家庭で自然に分解されることを前提にした設計ではありません。家庭用コンポストに入れる場合も、自治体やコンポストの取扱説明をご確認ください。
Q. 紙のティーバッグなら安心ということですか?
A. 紙にも樹脂にも植物由来にも、それぞれの長所があります。どれが正解ということではなく、何を使っているか分かったうえで選べることが大切だと考えています。
Q. これまで樹脂製のティーバッグを使っていました。心配したほうがいいですか?
A. 健康への影響は分かっていないというのが現時点の状況です。過度にご心配なさる必要はありません。これから選ぶときの選択肢のひとつとして、素材を見てみていただければ十分だと思います。
まとめ
- ティーバッグの素材は大きく紙/樹脂メッシュ/植物由来メッシュの3種類
- 三角メッシュは茶葉が広がっておいしく出るという利点があり、形状自体は優れたもの
- 樹脂製ティーバッグを高温で抽出すると微細な粒子が出るという研究報告があり、懸念が指摘されています
- ただし健康への影響は分かっておらず、今使っているものを慌てて捨てる必要はありません
- 気になる方は、表示で素材を確認する/水出しにするという選び方ができます
- MOUE COFFEEの緑茶ティーバッグは、桜野園の無農薬茶葉+植物由来のソイロン。水出しもホットもOKで、写真・名入れもできます
毎日の一杯のことなので、知っておくと少しだけ気持ちが軽くなります。あとは、おいしく飲むだけです。
